寝付きが悪いことに悩む入眠障害をもつ睡眠障害の患者には睡眠導入剤が処方されて入眠を助けるということが一般的に行われます。眠れないという部分を睡眠導入剤によって脳の活動レベルを下げてあげることによってサポートすることにより入眠させることができれば、そのまま正常な眠りにつくことができる場合もあり、睡眠導入剤の使用が大きく生活を改善することがあります。
寝付きが悪い患者に処方される睡眠導入剤は非ベンゾジアゼピン系に分類される長短時間型のものが典型的です。それによって十分な睡眠が確保できればその処方が続けられます。しかし、薬効がきれてきて中途覚醒が生じてしまうこともよくあり、そういったときにはより半減期の長いものが選択されていきます。その中にはベンゾジアゼピン系に分類されるものも多くあります。それによって寝付きもよく継続して眠ることが実現できる可能性が高まりますが、患者から疲れがとれないといった訴えやいびきが増えたという訴えを受けるようになることがあります。
これはあおむけに寝ていることにより生じている場合が多々あります。ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤には筋弛緩作用があることから、あおむけに寝ていると舌がのどの方に落ちてきてしまってふたをしてしまうことがあるのです。それがいびきの原因となると共に、その状況によっては気道閉塞を引き起こしてしまい、睡眠時無呼吸症候群と同様の状況を生み出してしまうことになります。あおむけではなく横向きになって練ることによってこういった症状を改善することが可能です。また、非ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤を採用することによっても軽減ができることから薬の変更を考えるのも一つの手段です。